2015年11月09日

別れの時

土曜日の夜明け前2時半の事でした。

寝ていた私を妻が起こし『病院に行くよ』瞬時に何事か理解し布団から飛び起き、消防隊が出動するかの様に5分もかからないで車のエンジンをかけ、『間に合ってくれ』と心の中で叫び続け、平常心を保ちながら妻に悟られぬ様に高速道路を走り、普段なら30分以上かかる道のりを25分程で到着。

病室に入る前にその結果が分かった瞬間、落胆と今後の事色んな事が一気に頭の中を駆け巡りました。

定期的にお見舞いに来ていた妻のお父さんが逝ってしまいました。

私にしてみたらお義父さんになりますが、結婚した時から私の中では親父で、自分の父と何ら変わらない付き合いをさせて頂いた間柄。
間に合わなかった事は非常に残念な事ですが、出産や死に目に立ち会うのはなかなか難しい確率で、あらためてその難しさを感じました。

今年に入り何回か肺炎になり、峠をその都度のり越えてきたので、今回も日曜日に妻がお見舞いに行く事になっていた事が悔いになりました。

通夜、告別式は家族葬で私にしてみたら初めての体験、妻が喪主になったので出来る限りのサポートを心がけました。



心配だった息子はしっかり役目を果たして、親戚からは本当に5歳かね?とお褒めの言葉を頂きました、また一回り成長してくれました。



ちなみに私が初めて経験した時は小4で、母や親戚に多大な迷惑をかけた思い出しかなく(苦笑)

土曜日は雨が降りましたが告別式は快晴。



式場の上は雲一つ無し。



自然を愛した親父には最高の別れの日となり、私もしっかりお別れが出来ました。

今日は仕事はお休みをいただいて、まだ決まっていなかったお寺や息子が普段どの様に幼稚園に行くか見る事が出来ました。
毎朝今日の光景があるらしく、妻の日頃の苦労を実感する事が出来ました(苦笑)

今度の日曜日は七五三のお参りと妻は普段以上にこれから忙しくなるので、全力でしっかりサポートしたいと思います。

必ず人の生き死にには何かしらの教えがそこにあると常日頃思いますが、今回の事で色んな事を学ぶ事が出来ました。

親父ありがとう。

また会うときも親父になって下さい。 合掌




Posted by リスロン at 19:53│Comments(0)
 
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